サカキとヒサカキ

前々回の「土竜と風車」の記事写真でも判るように家の西側には高い段差があります。家の屋根の高さ(15尺:約4.5m)とほぼ同じで、その斜面の縁には木が植えられています。家の台所が西側に面しているので、夕時の西日を少しでも避けるのと、土砂の流出を避けようとの思惑からだと思われます。

先日、その一部を伐採したいと母が言っておりました。これまでも数年に一度は人に依頼していたそうです。今回は「そんな出費はもったいない」という私が切ることにしました。

ターゲットは大きく茂った「墓柴(ハカシバ)」。
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直径10cm〜15cmのが7本あり、1本は残しておいて他は大きな枝から切り落としました。
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切り口の年輪を見ると3年経った枝だと判ります。それは私が入院していた翌年ですな。
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1本だけ残したのは、墓参り時に供えるのに必要だから実際に枝葉を切って使うからです。当家だけではなく、隣の畑の人も以前に一度だけことわりを入れてきて以来、ずっと採っておられるらしい・・・。

通称「墓柴(ハカシバ)」は、正式には「ヒサカキ」ですね。名の由来は小さいから「姫榊」とも、サカキでないことから「非榊」とも言われているようです。地方によっては「シキミ」をハカシバとするところがあったり、呼び方もハナシバだったり様々みたいですねぇ。
「非榊」に対して「本榊(ホンサカキ)」と呼ばれるのが「サカキ」で、毎月一日と十五日には神棚に供えているのを取り替えます。木ヘンに神で「榊(sakaki)」という漢字の由来は次のとおり。

『日本では古くから神事に用いられる植物であり「榊」という国字もそこから生まれた。古来から植物には神が宿り、特に先端がとがった枝先は神が降りるヨリシロとして若松やオガタマノキなど様々な常緑植物が用いられたが、近年はもっとも身近な植物で枝先が尖っており、神のヨリシロにふさわしいサカキやヒサカキが定着している。
サカキの語源は、神と人との境であることから「境木(さかき)」の意であるとされる。常緑樹であり、さかえる(繁)ことから「繁木(さかき)」とする説もあるが、多くの学者は後世の附会であるとして否定している。(Wikipedia)』


そのサカキの木が庭に2本あります。
1本は斜面途中にあり、玄関からも見える場所なので手入れをしなければなりません。しかし、2年前に兄が剪定して枝を切り、昨年も私が樹高が低くなるように調整したので今年は手間要らず。もう1本は目立たない所にあって、簡単に手が届く場所なので神棚の供え用にはここのを使うため枝は伸ばし放題です。この木は結構綺麗な葉が茂るので、地区の祭礼時には剪定ハサミを手にした担当者が「分けて下さい」と言って来られます。
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【サカキとヒサカキの見分け方】
普段から見慣れていればサカキとヒサカキの区別は直ぐにつくものの、そうでない人は店頭に並んでいるを見分けるのは難しいかも知れませんねぇ。ポイントは葉で、大ぶりで表面がツルツルして縁がなめらかならサカキで、小さくて縁が鋸のようにギザギザしているならヒサカキです。また、サカキは茎頂の芽(冬芽)が爪状に尖っていることでも見分けられます。
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今回の伐採で見た目もスッキリしたので、また3年程は手間要らずでしょう。その事を母に伝えると、「お疲れさん・・・」と言って栗が出てきました。
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とても甘くて、ひと仕事のあとは格別に旨し
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大阪からUターンして故郷の空気を満喫しています。

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