北という漢字

年末恒例の日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」が先週発表されました。それは、153,594票の応募のうち、7,104票(4.63%)が集まった【北】です。

理由は、
『「北」朝鮮ミサイルの「北」海道沖落下や九州「北」部豪雨などの災害から、平和と安全の尊さを実感した年。スポーツ界では、「北」海道日本ハムファイターズの選手に期待が集まり、「キタ」サンブラックが大活躍した。』
ということらしい・・・。

北朝鮮と九州北部豪雨はピンときたけれどそれ以外はよく解からんなぁ。そもそも一年間の世相を漢字一文字で表すことに無理があるという意見も在る中、"漢字の奥深い意義を再認識していただくための活動の一環"という趣旨には賛成です。

もっとも身近なのは住んでいるところ。
長崎県北の北松浦半島にある北松浦郡で、一帯は北松(ホクショウ)と呼ばれています。通った学校は北松南(ホクショウミナミ)高等学校(現在の清峰)でした。因みに、北松浦郡には佐々町と小値賀町があり、南松浦郡は長崎県新上五島町、東松浦郡は佐賀県玄海町、西松浦郡は佐賀県有田町のそれぞれ一町だけです。

東西南北が揃ったところで名字を考えてみると、以前勤めていた会社に東(アズマ)さん・南さん・西さんは居たけれども北さんは居なかったし、著名人だとそれぞれ沢山いるのに北さんは"北 一輝(革命家)"か"北 杜夫(作家)"しか思い浮かびません。日本の名字ランキングだと「東」「西」「南」がいずれも全国順位200位前後なのに「北」だけは843位と下がって全国でおよそ22,700人らしいです。
これにはちゃんと理由があって、
『これは本家から分家した際に、どちら側に新居を構えたかという名字。つまり“東の分家”が、やがて『東』になった。日当たりの悪い、本家の北側に家を構えることは少なかったのです。また東西南北のような方位由来の名字は一文字よりも、何か別の文字、特に地形や地名を組み合わせたものが多い(西山、北村など)。こちらは「西」で始まるものが最も多く、ついで「北」。「東」と「南」は少ないが、これにも理由がある。「戦国以前の領主たちは防衛上、平野の真ん中ではなく一方向しか開いていない谷間に好んで居を構えました。しかも稲作に適した日当たりのよい、東側か南側が開いた谷を選んだ。領主がそこに住むので、結果、領民たちは谷間の奥側である、西側か北側に住むことになるのです。(週刊ポスト2014年1月17日号)
ということらしい。ふぅむ、なるほどねぇ・・・

いずれにしろあまり良いイメージでは無いということですね。これは漢字の成り立ちを調べてみると納得できます。
japanknowledge(http://japanknowledge.com)によると、次のとおり。
20171219_nort02.png
(会意)右向きの人の形と左向きの人の形とを、背中合わせに組み合わせた形。
・説明:背(せなか)がもとの意味です。『説文解字』に「乖(そむ)くなり」とあります。王は儀式を行うときには南を正面にして座りますから、王の背を向ける方向、そむく(背向く)方向を北といい、「きた」の意味となります。また敵に背中を向けて逃げることを、敗北<敗れて北(にげ)る>といいます。
・用例:「北進」(きたに向かって進むこと)・「北風」(きたの方から吹いてくる風)。
・解説:背中を合わせる人の形で、背の意味をもちます。北がもっぱら方位の北の意味に使われるようになったので、別に人の体の部分を意味する月(にくづき)を加えた背の字が作られ、「せ、せなか」の意味に使われました。

漢字そのものは小学2年生で習うのに、成り立ちまでは教えてくれませんでしたねぇ。

季節柄、北風が身に沁みるし寒さで震える毎日です。そんな中、一昨日に3軒先のオバサンが風呂で溺れて亡くなられました。母と年齢が近くて親しくしていたので、突然の訃報にビックリです。死因は聞いていないけれども多分"ヒートショック現象"だったんじゃなかろうかと推測します。

どちら様も部屋間の温暖差には充分気をつけてお過ごしください。
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