かんまん

今週は全国的に寒波に襲われ、特に月曜日(22日)は東京が4年ぶりとかの大雪(積雪23cmで?)に見まわれた様子をニュース番組で盛んに報道していました。その雪の影響で交通渋滞やら事故が発生した映像を見ていた母が、
「雪国の人ならこんぐらいの雪はかんまんで車に乗らすちゃろばってんね〜。」
とかボソッと言うておりました。
多少の雪は気にせずに車に乗る、という意味での"かんまん"という言葉。・・・ということで、今回取り上げる"さざんことば(方言シリーズ)"は『かんまん』

20180126_kanman01.png

"かんまん"は"構う"から来ていて辞書を引くと、
【構う】かま・う かまふ
①関心をもつ。気にかける。関係がある。多く打ち消しの形で用いる。
②相手になる。世話をする。
③相手にしてふざける。からかう。
とあり、打ち消しの形である"構う+ない=構わない"が"構わん(かまわん)”→"かんまん"と変化したものと思われます。①の否定なので、関心がない・気にしないとなり大丈夫と言うようなニュアンスでも使いますねぇ。

・「海面の干満差は月の影響って知っとる?」
 →「そがんこと知らんちゃ、かんまんさ〜」(シャレかい!)
  →「そんな緩慢な態度だからバカにされるったい。」(オマエもシャレかい!)
   →「オイは、かんまんかんまん。」

人に対しては、"+っさん"。
・「のんびり屋のあの人は尻に火が点いたっちゃ(点いても)、かんまっさんよ!」

関西だと「かめへん」か「かまへん」。
「かまわへん」の「わ」が脱落したものが逆行同化したもので、語幹は「かま」でも「~へん」が続く場合に限り語幹が「かめ」になる、と方言辞書にあります。しかし、大阪ではどちらも使われていたし京都では「かましまへん」だったし和歌山の友人はもっと違っていた気がするなぁ(忘れた・・・)。使い方も微妙に変化があって、街の情報サイト「Jタウンネット」に記事が投稿されていました。

・「かまへんかまへん」→構わない、気にしていないの意
・「かまへんでー」→構わない、問題ない、OKだの意
・「まあかまへんけど」→TPOや立場の都合上「構わない、OKだ」というポーズを示さないといけないが実のところめちゃくちゃ根に持ってて大問題だと思っている(ある意味怒っている)の意

その言い方次第でニュアンスが全然違ってくるので、実際に日常語として使っていなければ理解しづらいと思われます。まぁ、どんな言い回しでも顔の表情や語気の雰囲気で察知できますけどね・・・。

英語だと「構わない=I do not care」と翻訳されるけれど、他にいろいろある。
・no problem
・It's okay
・All right
翻訳が専門かバイリンガルの方に解説していただきたいものです(

こちらはニャン語訳・・・
20180126_kanman02.png

◆これまでの【さざんことば】 ←気が向いたらクリック

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