大型無人機 ガーディアン

一昨日、長崎新聞WEB版のトップページを開いて目に入ってきた見出しの写真に一瞬驚きました。

20180407_UAV01.png

これは、どこぞの戦争で使用された無人攻撃機の写真だと思ったからです。それが何故、地方紙のニュースになるのか、"壱岐"とか"米軍"とあるから半島情勢を睨んだ前線基地でも作るんかいな、なんて事が頭を過ぎりましたなぁ。

記事を読むと当然ながらそんなことは全く関係なくて、平和的な話です。その内容は次のとおり。

《壱岐で大型無人機実験 米軍用機メーカー 民需開拓へ計画》
2018/4/4 09:58

 米国の軍用大型無人航空機メーカーが壱岐空港を拠点に海水温観測や海難救助支援といった軍事以外の目的で無人機を利用できないか探るため、実証試験を計画していることが3日、分かった。長崎県壱岐市などと協議し、機体や運航の許可申請に向け国土交通省と調整している。
 国内では宇宙航空研究開発機構(JAXA)が災害監視用に無人機を開発中。国交省航空機安全課によると、民間企業が固定翼の無人機を飛ばした例は把握していない。
 壱岐で実証試験を計画しているのはジェネラル・アトミクス(GA)社。同社や関係者によると、使用機種は海上偵察用に開発された「ガーディアン」(両翼の長さ20メートル、全長11メートル)。地上から遠隔操作する。
 GA社は民需開拓のため日本の複数の空港を調査。壱岐空港は定期便が長崎空港と結ぶ1日2往復しかなく、民有地のない海上ルートを飛行できることなどから適地と判断された。これまで住民説明会を複数回実施し、反対意見はなかったという。
 試験期間は準備を含め3カ月、うち2~3週間を飛行に充てる予定。漁業に役立つ海水温観測や遭難者の捜索などの利用を想定しており、大学や研究機関に共同研究を打診している。
20180407_UAV02.png


つまり、軍事技術の平和利用ということです。確かに様々な用途が考えられるし、試験場所として壱岐が適しているのは解ります。漁業に役立つ観測や人命に関わる用途であれば、反対する人はいないでしょうねぇ。

記事ではこの無人機の性能については触れられていないので調べてみようと「無人機 & ガーディアン」で検索してみたら、ここでまたビックリ。『無人機「ガーディアン」が尖閣を飛ぶ日』というタイトルで何件ものトピックが並んでいます。出処は産経ニュースで他はその引用のようです。

この産経ニュースの内容は、
・尖閣諸島周辺での中国公船による領海侵入とか、日本海での北朝鮮漁船や小笠原諸島の周辺海域での中国漁船の違法操業は収まる気配がない。
・日本領海の広さからからして、現在の巡視船、航空機、人員の数でカバーするには限界がある。
・そこで、監視体制強化の一環として無人機の導入が選択肢の一つとして上がっている。
・ガーディアンは海上偵察用に開発されたので、日本近海での警戒監視の切り札としての可能性が高い。
ということ。
引用の数の多さは関心の高さに比例しているんでしょうか。性能については、最高時速が約440km/hで航続時間は増強型で40時間程度らしく、沖縄県の那覇空港から飛ばした場合だと遥かオーストラリア北部まで往復できるそうな・・・。
恐るべき無人機で、最近やたらとニュースを目にする回転翼の小型ドローンがオモチャのように思えてきますなぁ。

今回の長崎新聞の記事では民需開拓のためということになっています。しかし、私にはどうしても半島有事を念頭においた動きが裏にあるように思えて仕方がない。
杞憂でしょうか・・・


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